ミストシステムは、オリジナルの吐出量45cc/分の少量ノズルを使用しており、平均粒子径30μmの霧を発生させます。光合成を安定させるための飽差管理をされたい方に最適なミストシステムです。

■用途:施設内加湿
■適用作物:トマト、キュウリ、イチゴ、ネギ、バラ、ガーベラ 等

なぜ収量増加を狙えるの?

 

春・秋は日射量が多く、夜は涼しいため作物の生育環境が整いやすい時期です。一方、ハウス内外の1日の温度差が大きく乾燥しやすい時期でもあります。作物は乾燥ストレスとを受けると葉の気孔を閉じてしまいます。気孔が閉じるとCO2の吸収が妨げられて光合成が低下します。

そこで、ミストによってハウス内を加湿することで、作物の乾燥ストレスを緩和することができます。

乾燥ストレスを緩和することで、作物の光合成は安定します。つまり、乾燥ストレスが起きていた慣行栽培と比べて収量を増加することができます。

 

光合成の低下をミストによる加湿によって防ぐことができ、光合成量を増やすことで収量増加を狙えます。

 

※ミストによる加湿は、必ず作物の生育状況を確認しながら行ってください。

 

飽差とは

 

飽差という言葉を初めて耳にしてから、どのぐらいたったでしょうか。

「飽差」とは、ある温度においてその1立米の空気が含むことのできる飽和水蒸気量とその時の水蒸気量(g/㎡)(つまり絶対湿度)との差のことを言います。

すなわち、「飽差」は1立米の空気の中にあとどのぐらい水蒸気を含むことができるのかを示す数値になります。したがって、飽差が大きい=まだまだ水蒸気を含む余裕がある=乾燥していると考えることができます。逆に、飽差が小さい=今以上あまり多くの水蒸気を含むことができない=多湿状態 と考えることができます。

空気は温度が高いほどたくさん水蒸気を含むことができる(飽和水蒸気量が大きい)という性質があるため、高温であるほど飽和水蒸気量は大きくなります。

そのため同じ湿度でも、空気の温度によって飽差(g/㎡)は異なってくるのです。

 

 

収量比較

 

イノチオの農場で試験した結果です。慣行栽培と、ミスト+CO2施用をした場合での大玉トマト1株当たりの収量を比較しました。ほとんどの月でミスト+CO2施用区の方が収量が多くなっています。

具体的な利用法については、お問い合わせください。

営農サポート事業についてはこちら。

 

ミスト+CO2施用区が収量が増えます。

 

ミスト装置設置例

 

 

イノチオのミスト装置で利用するノズルの吹き出し口はとても小さいため、小さい異物でさえ目詰まりしてしまいます。そのため、ミスト装置で利用する水はいくつかフィルターを通していただく提案をしています。

 

各種装置の紹介

 

ミストシステムの制御盤は使い慣れたダイヤルボタン式の「飽差制御盤」、タッチパネル式の「飽差制御盤PlusⅡ」の2タイプから選択できます。

 

ダイヤル・ボタン式「飽差制御盤」

 

使い慣れたダイヤル・ボタン式で簡単に設定できます。

 

・「湿度・温度・飽差」を表示します。

・秒谷の噴霧・休止設定が可能です。

・飽差設定値が2パターンできるため、作物にとってより良い管理が可能になります。

・乾湿度計による正確な湿度計測(通風式)が可能です。

 

ミストシステム制御盤のダイヤル・ボタン式「飽差制御盤」です。

 

タッチパネル式「飽差制御盤Plus Ⅱ」

 

詳細設定やグラフ表示ができるタッチパネル式です。

 

・ミストの制御項目が飽差・相対湿度・気温から選べます。

・循環扇のタイマ制御、ミスト・CO2との連動制御が行えます。

・CO2発生装置の濃度制御が行えます(オプションのCO2センサ適用時)

・ミスト、循環扇、CO2はそれぞれ3パターンの時間帯設定ができます。

・過去7日間の気温・相対湿度・飽差・CO2濃度のグラフ表示が行えます。

 

飽和制御盤 タッチパネル式 です。

 

タッチパネル式の飽差制御盤では過去7日間データを見ることができます

 

ノズル

 

イノチオオリジナルの”45ccノズル”

 

・平均粒子径30μmの霧を発生させます。

・少量ノズルを使用することで葉濡れ・液ダレが抑えられます。飽差管理の難しい冬季にも性能を発揮できます。

・1年に1回の掃除をしてください。

・配管は冬季に結露しますので通路上への設置をお勧めします。

 

イノチオオリジナルのノズル

 

 

【100ccノズルとの違い】

・100ccノズルは粒子の大きさに幅がある上、吐出量が多いので葉濡れや動噴停止時の液ダレが多くなります。作物や通路の濡れは病気や整理障害の原因となり得ます。また、乾きにくい冬季では植物体音頭を下げすぎるなど使用が難しくなります。

・100ccノズルは吐出による「高音」が多発します。この音は人によって不快に感じることがあります。

 

ポンプユニット

 

平均粒子径30μ(5MPa)の霧を発生させる事で加湿します。

 

・貯水タンク、送水ポンプ、300メッシュのフィルターを内蔵しています。

・架台に傾斜が付けてあるのでメンテナンスが簡単です。

・防除薬剤、葉面散布剤などの混入物を使用することはできません。

・フィルターは2週間に1回の掃除をお勧めします。

※原水の状況により頻度は変わります。

 

ミストシステムのポンプユニット

 

その他

 

イノチオオリジナルの複合環境制御器のエアロビートをはじめとする複合制御のインターフェイス盤による接続も可能で、飽差によるミストの制御が可能です。

 

 

 

導入実績

 

導入実績:300件以上のお客様に導入頂いております。(※2020年3月現在)

 

お問い合わせ

 

この商品に関する疑問・ご意見等がございましたら、お気軽に最寄の営業所へ お問い合わせください。

メールアドレス:info-agri@inochio.co.jp