拠点戦略で実現する周年供給
ゼブラグリーンズの挑戦
「良い品種を消費者に直接届けたい」その想いからゼブラグリーンズは「seed to health(種から健康まで)」を掲げ、農業の現場に踏み出しました。
関西エリアでの周年供給を見据えた拠点の役割分担、商品価値の伝え方まで含めて設計したブランド、数字と目で支える環境管理、そして成長に耐える仕組みづくり。それぞれの取り組みが分断されることなく、一つの考え方としてつながっています。
- 所在地等
- 兵庫県加古川市・姫路市、大阪府能勢町
- 栽培作物
- トマト
目次
- 拠点戦略で実現する施設園芸事業─目的に応じた生産体制づくり
- 良い品種を届けたい─事業立ち上げの背景
- 3拠点で実現する周年供給体制
- 「私の野菜」ブランドに込めた想い
- 環境制御で実現する安定生産─品質と収量を両立する仕組み
- 「本当に助けてくれるのか」イノチオアグリとのパートナーシップ
- 今後の展望
- ビニールハウス事業
- ハウスリフォーム・リノベーション事業
- イノチオアグリは農業参入を応援しています!
拠点戦略で実現する施設園芸事業─目的に応じた生産体制づくり

関西エリアでの周年供給を目指すなかで、拠点は“増やすもの”ではなく、“役割を持たせるもの”として捉えられています。
現在は兵庫県の加古川・姫路、大阪府の能勢の3拠点で栽培を進めながら、それぞれに異なる役割を持たせています。「どの拠点で、どの時期の生産を担うのか」その設計を前提に動かしていくことで、単一の場所では難しい生産を組み立てています。
良い品種を届けたい─事業立ち上げの背景

出発点にあるのは、「良い品種を消費者に直接届けたい」という想いです。
「seed to health(種から健康まで)」という言葉に込められているのは、単に作物をつくることだけでなく、その価値を消費者に届けるところまでを一つの流れとして捉える考え方です。
私たちには種苗会社での経験があるからこそ、良い品種の価値を流通の中に埋もれさせるのではなく、自らの手で伝えていきたいという想いが強くありました。その延長線上にあったのが農業参入です。
3拠点で実現する周年供給体制
周年供給を実現するために、3つの拠点はそれぞれ役割を持ちながら稼働しています。
加古川では冬越し栽培を担い、低温期の生産を支えます。一方で能勢では夏越し栽培を行い、高温期の生産を担います。そして姫路では、パッドアンドファンを活用することで、夏・冬に対応できる環境を整えながら栽培が行われています。
こうして、拠点ごとに役割を分けることで、年間を通じて供給を続けるための土台が形づくられています。



「私の野菜」ブランドに込めた想い
それぞれの“価値”で食べてもらう

「私の野菜」シリーズは、主力のトマトである「たまとま」を消費者にとって“自分ごと”として捉えてもらうために立ち上げられています。 同じトマトでも、生で食べたいと感じる人もいれば、加熱に向くと感じる人もいる。その違いを前提に、それぞれが自分なりの価値で選び、食べてもらうことを目指しています。
日常と特別を分けるブランド展開
現在は、すべての商品にブランドを付けて展開しながら、パッケージなどを通じて認知を広げています。
今後は、日常的に食べてもらうトマトに加えて、特別な場面で選ばれるトマトの展開も視野に入れ、ブランドの幅を広げていく考えです。
また、良いものを作るだけでなく、きちんと届けるところまでを一体で捉えている点も私たちの特徴です。取引先と連携しながら、消費者に届けていく流れそのものが、ブランドの一部になっています。
環境制御で実現する安定生産─品質と収量を両立する仕組み
観察とデータを組み合わせた栽培

栽培の起点にあるのは、植物の状態をしっかり観察することです。そこに環境のモニタリングと生育状況のデータ化が加わり、感覚だけではなく数値に基づいて判断していく形になります。
環境を整え続けるという考え方
品質と収量につなげていくためには、植物が健全に育つ環境を整え続けることが前提になります。温度・湿度・光といった環境を数値で捉えながら、植物の状態と照らし合わせて管理しています。
さらに、実際の植物の状態も目で見て確認し、その変化をもとに調整していく、そうした管理を積み重ねていくことが、高品質や高収量につながっていきます。
また、品種によって求められる環境や設備は変わるため、その条件に合わせてハウスや設備をつくる、という考え方も重要な要素として組み込まれています。
事業を支える組織と仕組み
事業が拡大し、人が増えていくなかで、成長に耐える仕組みづくりを進めています。
多くの人と働くなかで、次に何が起きるかを見据えながら準備を進める、「段取り」が重要なキーワードとなっています。現場に入るなかでも、全体を見ながら一歩先を読む意識を持つことで、チーム全体が動きやすい状態がつくられるように心がけています。
「本当に助けてくれるのか」イノチオアグリとのパートナーシップ

イノチオアグリとは、立ち上げ当初から関係が続います。最初は独立して間もなく、「本当に助けてくれるのか」という不安さが正直ありました。
しかし実際に依頼をすると、ハウスの建設だけで終わらず、その後の修理や不具合対応を含めて対応してくれいます。今では、一緒に事業を進めていくパートナー関係を築けています。
今後の展望

国内だけでなく、海外でも農業に取り組んでいきたいと考えています。そのなかで大切にしているのが、挑戦する姿勢です。難しい道と簡単な道があったときには、難しい道を選ぶ、そうした選択の積み重ねが、後の展開につながっていくと信じています。
イノチオアグリにも、国内だけでなく海外でも一緒に挑戦してくれるパートナーであることを期待しています。
ビニールハウス事業
ビニールハウスの設計・施工から、その先の栽培支援まで
イノチオアグリは、農業用ビニールハウスの設計・施工をはじめ、環境制御機器や栽培システムの導入、運用サポートまで一貫して提供しています。国内トップクラスの実績を持つハウスメーカーとして、野菜・花き・果樹など幅広い品目に対応し、生産者一人ひとりの経営課題に寄り添った最適な施設づくりを支援しています。
ハウスは建てて終わりではありません。長く安定して使い続けるためには、栽培環境や地域特性を踏まえた設計と継続的なサポートが欠かせません。イノチオアグリは、施設園芸の専門知識と豊富な経験を活かし、収量向上・品質向上・省力化を実現する施設づくりをご提案します。
関連事業:ビニールハウス事業
ハウスリフォーム・リノベーション事業
生産者様の未来を見据えたハウスのリフォーム・リノベーション
ビニールハウスは長年の使用によって老朽化が進み、設備や構造の更新が必要になります。イノチオアグリでは、被覆フィルムや部材の交換といったリフォーム工事はもちろん、生産性向上や栽培環境の改善を目的としたリノベーションにも対応しています。
例えば、既存ハウスに環境制御機器を導入したり、栽培方式の変更に合わせて設備レイアウトを最適化したりすることで、施設の価値を高めながら収量向上や省力化を実現します。建て替えに比べてコストを抑えつつ、現在の施設を有効活用できることも大きなメリットです。
施設園芸を熟知した専門スタッフが、生産者様の経営課題や将来構想に合わせて最適な改修プランをご提案。ハウスを長く使い続けるためのメンテナンスから、次世代の栽培環境づくりまで、幅広くサポートしています。
関連事業:ハウスリフォーム事業
イノチオアグリは農業参入を応援しています!
イノチオアグリはビニールハウスに携わり、50年以上の知見と全国1万棟以上の建設実績がございます。培ったノウハウを活かし、企業の農業参入における計画から計画生産や労働生産性を考えたビニールハウス設計、建設をトータルでご支援しております。
お客さまのご要望や条件に基づいて、事業計画を立案し、ビニールハウス、内部設備を設計し、栽培方法や作業計画の立案を伴走いたします。
さらに、圃場研修や専門指導員による就農後のサポートで、事業開始の準備期間から栽培開始後の運営管理や労務管理に至るまで、農業ビジネスの最前線で培ったノウハウを活かしてお客さまの農場運営をトータルサポートします。
